【2016年8月10日更新】
有効な遺言書には、遺言者の署名と捺印が必要ですが、
いつ相続が発生するかは誰も分かりませんので、
長期間にわたり保存できる不滅のインクや朱肉を
使用されることをお勧めします。
署名する筆記用具として、万年筆が相応しいと
考えている方が多いようですが、
インクは時間の経過と伴に色あせてきます。
お勧めは油性のいわゆる「サインペン」、或いは
油性の「筆ペン」です。
一方、印鑑はシャチハタのようなスタンプ式は
短期間で色あせます。
また、一般的に使用されているインク式の朱肉も、
長期間の保存は困難です。
お勧めは、公文書等に使用される「練り朱肉」です。
公正証書遺言を作成する場合は、
公証役場で不滅インクの筆記用具や、練り朱肉を
お借りすることができますのでご安心ください。