国税庁によると、2019年に相続税の申告をされた人数は
約12万人で、亡くなった方の約8%とのことです。
2015年の相続税の改正前は4%程度であったため、
おおよそ2倍になりました。
相続財産の内、最も多額なのはやはり不動産です。
小規模住宅等の特例で自宅の330㎡迄の評価を80%減額する場合、
条件が厳しくなったことに注意が必要です。
「相続開始前の3年以内に相続人、あるいはその配偶者の
持ち家に住んでいない」に加え、
「3親等以内の親族や特別の関係がある法人が所有する
家に住んだことがない」、
「相続開始時に住んでいる家を過去に所有したことがない」
といった条件も追加されました。
これらの特例をご利用される場合は、
事前に相続に詳しい税理士にご相談されることをお勧めいたします。