【2016年3月31日更新】
「何歳くらいになったら遺言書を書けばよいか」
という質問を時々受けます。
自らの意思で弊所にご相談に来られる方は、
60歳代〜70歳代の比較的若い方が多く、
一方、ご親族の依頼によって来られる方は、
80歳代〜90歳代の比較的高齢の方が
多いような気がします。
60歳代〜70歳代の方の多くは、
将来に起こりうる相続問題を危惧して、
早いうちに準備をしておこうと考えているようです。
一方、80歳〜90歳代の方の一部は、
相続で争いが起きることなど想定していないものの
予定相続人に頼まれて来所されるようです。
個人差は大きいと思われますが、
60歳代〜70歳代までに一度は遺言書を作成され、
考えや家族の状況に変化があった場合には、
内容を改めては如何でしょうか。
ただし、遺言書を作成したことが親族に伝わり、
それが原因で争いが始まる場合もありますので、
公正証書にして、執行人を専門家にする等、
状況によっては注意が必要です。